業務効率化への道:クラウド会計freeeで確定申告!必要書類の準備
皆さんこんにちは。クラウド会計で経営支援を提供する千葉の税理士、中川祐輔です。
毎週木曜日に、経営者なら知っておきたい「業務効率」についての知識を解説しています。
本記事では、クラウド会計ソフト「freee(フリー)」を使って確定申告を行う方法について、必要書類の準備について詳しく解説します。
freeeを活用することで、従来手間のかかっていた帳簿付けや確定申告書の作成が大幅に効率化できます。
確定申告に必要な書類の準備
確定申告の際には、適切な書類を準備することが重要です。
freeeを使用すれば確定申告書類を簡単に作成できますが、税務署に提出する際には様々な添付書類が必要になります。
ここでは、確定申告時に必要な書類について詳しく説明します。
1. 確定申告の基本
確定申告とは、1月から12月までの1年間の所得から税金を計算し、申告と納税または還付手続きを行うことです。
納税額を決定するには、1年間の所得計算が必要となります。
2. 必要書類の種類
確定申告時に用意する書類は、大きく3つのカテゴリーに分けられます:
- マイナンバーカード関連書類
- 所得を控除するための書類
- 税額を控除する書類
これらの書類は、個人の状況によって異なりますので、自身に該当する書類を確認しながら準備することが重要です。
3. 書類準備の注意点
- 収入証明書類の取り扱い変更: 2020年から、給与所得や配当など収入を証明する書類の提出が不要になりました。ただし、確定申告書類への内容記載は依然として必要です。
- 電子申告の活用: freeeを使用すれば、電子申告を簡単に行うことができます。電子申告を利用すると、ほとんどの書類提示を省略できるため、手間を大幅に削減できます。
- 書類の保管: 電子申告の場合でも、申告から5年間は書類の提出を求められる可能性があるため、しっかりと保管しておくことが重要です。
4. 具体的な必要書類
具体的にどの書類が必要かは、個人の状況や受ける控除によって異なります。以下は一般的に必要とされる書類の例です:
- マイナンバーカードまたは通知カードと身分証明書
- 給与所得の源泉徴収票
- 医療費の領収書(医療費控除を受ける場合)
- 生命保険料や地震保険料の控除証明書
- 寄附金の受領証(寄附金控除を受ける場合)
- 住宅ローンの年末残高証明書(住宅ローン控除を受ける場合)
詳細な情報については、国税庁のウェブサイトで確認することができます。
freeeを活用した効率的な確定申告
freeeを使用することで、確定申告のプロセスを大幅に効率化できます。以下のステップに従って、スムーズな確定申告を実現しましょう。
- 1年間の収支入力: freeeに1年分の収支を漏れなく入力します。先述の収支登録方法を活用し、日々の取引を正確に記録しましょう。
- 自動仕訳と集計: freeeが入力されたデータを基に、自動で仕訳と集計を行います。
- 確定申告書の自動作成: 集計されたデータを基に、freeeが確定申告書を自動で作成します。
- 内容の確認と修正: 自動作成された確定申告書の内容を確認し、必要に応じて修正を加えます。
- 電子申告の実施: freeeの電子申告機能を使用して、作成した確定申告書を電子的に提出します。
まとめ
freeeを活用することで、確定申告に必要な書類の準備から申告書の作成、提出まで、一連のプロセスを効率的に進めることができます。
特に電子申告を利用することで、書類提出の手間を大幅に削減できるメリットがあります。
確定申告の際に不明点がある場合は、freeeの使い方ガイドやヘルプページを参照することをおすすめします。
これらのリソースを活用し、freeeで確実に確定申告を完了させましょう。